ネイルキットのライトはワット数が大事なの？
ネイルキットを選ぶ基準のひとつにネイルの硬化ライトがあります。
最近のLEDライトにもみるポイントがあり、使い勝手、機能性、おしゃれ感、硬化時間など様々なものがあります。
このページでは、硬化時間や機能面にかかわるジェルネイルのライトのワット数に関して話していこうと思います。
LEDライトのワット数はネット検索をしていると、よくワット数が高いものがいいのような表現で説明しているサイトが意外に多くあって、
このサイトの管理人である私は本当にそうなのかと、ネイルキットメーカー数社に電話で直接そのあたりを突撃で聞いてみました。
中には、うちのネイルキットは問題ありませんとの質問をはぐらかしてしまうようなメーカーさんもあったのですが、
すごく丁寧に教えてもらえたところもあったので、この辺りの真実はちゃんとサイトを運営する立場の人間ならばしっかり伝えなきゃと
このページを作成させてもらいました。
UVライトとLEDライトはどっちが良いの？ワット数は？
この点を不思議に思う方はたくさんいらっしゃると思います。
実は、UVライトとLEDライトでは光の性質が違っていて、同じワット数で並べて比較することができないんです。
というのは、ジェルネイルのライトにはジェルの性質上、
ライトから出される『光の波長』というのが大切になってくるんです。
たしかに以前はLEDライトではなく、蛍光灯みたいな形をしている『UVライト』が主流でした。
そのUVライトの場合は各メーカーでも、ワット数が高いほうがジェルネイルの硬化時間としても早く固まるので、
ワット数が高いというのもアピールポイントの一つだったそうです。
ジェルネイルのジェルがライトの光で固まる仕組みは、ちょっと面白いんですよｗ
普通は光の熱で表面から固まって行くんじゃないの？って思いますよね。わたしもそうでした。ｗ
実はそうではなくて、ライトの光は爪に塗った表面を素通りして、塗った側の爪の表面のところまで届きます。
そこから光重合（ひかりじゅうごう）という化学反応が起こってジェルの表面に向かって硬化して行くんです。
このジェルが固まる仕組み自体は、今のLEDライトに合わせたジェルでも、ちょっと前まであったUVライトでも変わりません。
ですが、UVライトは拡散性の光で、LEDライトの光は直進性の光（だからライトは目に向けないでくださいね）なのでUVライトの場合はワット数の高さが必要だったんです。
でもワット数が高くて、光のパワーが強いと、それ以外の光が当たっている皮膚の部分のダメージが強すぎるんですよ。
こういった問題点があるため、それを解消できるLEDチップという直進性が高い光だとジェルを通過して
爪に塗ったジェルの底のほうから固まってくるということが判明したことから、一斉にネイル業界が全部LEDライトに切り替え始めたんだそうです。
さらに、その後もLEDライトの性能自体も進化し続けて行っているというのが現状なんです。
ジェルネイルの硬化ライトの進化はどんどん進んでいて、ワット数が少なくても硬化時間は早いという工夫をされたり、
ワット数が高いということは、消費電力もたかくなる傾向にあるから日本技術の高さをいかして、問題をクリアされたりしているそうです。
特にわかりやすいのが、人気ネイルキットメーカーの中では、まだキット自体を開発して1年もたっていないソルースジェルさんのネイルキットの
LEDライトにはLEDチップが本当に小さなものが3つしかついていなくて、一瞬これで硬化するのか疑問がわくほどコンパクトなタイプを採用されています。
LEDライトは多くのネイルキットメーカーがある中で、大きく分けて海外産と国産のものがあります。メーカー自体が国産でもライトは海外産という
メーカーがほとんどの中、ソルースジェルさんやジェリーネイルさん、グランジェさんなど、完全国産でクオリティーを高いものにこだわっているブランドもあるんです。
ソルースジェルさんのLEDライトは最新のLEDチップを採用しているので、硬化時間も早く、コンパクトで軽量なのに評判がいいのはこういった理由があるからなんです。
反対にグルービーネイルさんのようにLEDチップ自体は最新ではないけど、ライト自体に搭載する個数を多くしてカバーされているようなメーカーもあります。
このように、いろいろなネイルキットのメーカーによって考え方や開発ポリシーの違いがあるので、
自分にとってどういったネイルのライトがあっているのかをちゃんと比較して決めてくださいね。
